XPのサポートが終了したので、不要になったデュアルブートのXP側を削除します。

XPとWindows7(以下、7という。)のデュアルブートで活用していたPCを、7とUbuntu14.04のデュアルブートに変更しました。
このとき、7側はそのままシステムを移行します。Ubuntu14.04側は新規インストールです。

図1が、XPを削除する前のパーティションの状態です。図2が、XPを削除し、7とUbuntu14.04をデュアルブートでインストールした時のパーティションです。

図1:XP削除前

図1:XP削除前

20140820 18_47_20

図2:XPの削除後(7とUbuntuのデュアルブート)

ちなみに、XPを削除して、その部分にWindwos7をリストアしても7は起動しません。なぜなら、ブートローダがないからです。

ブートローダはXPがインストールされていたsda1に含まれています。XPを削除するということはsda1のパーティションを削除することなので、すべての情報が消えてしまいます。したがって、ブートローダも消滅します。

7の修復ディスクを用いて、bootrec /fixbootをしても無駄です。(確認済)
<手順>の2に対策を示しました。

 【前提条件】

  1.  7のシステム、データ領域のデータをバックアップ
  2. 別のHDDでシステム移行をテスト
  3. Windows7の正規インストールメディアがある
  4. 基本語句の意味を理解し、必要な操作ができる

1.7のシステム、データ領域のデータをバックアップ

7のシステムは、SystemRescueCDのpartimageを利用して、/dev/sda2をまるごとバックアップ専用のHDDに抽出しイメージ化しました。データ領域は、普通にコピペでバックアップ専用のHDDに保存しました。
(バックアップ専用HDDは、余っていたHDDにUSBアダプタを付けて利用。)

※私は、システム移行に失敗したときに備え、元の状態に戻せるように、XPのシステムとmbrのバックアップをしておきました。(こっちのほうが安全な手順ですな。)

2.別のHDDでシステム移行をテスト

余っていたHDDを利用して、移行作業の予行演習をしました。これで、成功したので実際のHDD上で本番を実行しました。

3.Windows7の正規インストールメディアがある

当然ですが、バックアップした7をインストールしたときに用いた正規のインストールメディアがないと7のブートローダがインストールできません。(ライセンス上の問題)

4.基本語句の意味を理解し、必要な操作ができる

「パーティション」「パーティションテーブル」「mbr(マスターブートレコード)」「ブートローダ」「ブートシーケンス」「fdisk」「dd」「partimage」「マウント」「ルート」「gparted」「ファイルシステム」「SystemRescueCD」

これらの語句の意味と、それぞれに必要な基本的な操作(作法)ができる。

もし、この記事を参考にされる場合は、自己責任でお願いします。もちろん、意味不明な点は遠慮無くご質問ください。かなり、がんばって、お答えします。

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