Windows10は完全にアプリ化されていて、設定の自由度がほとんどありません。つまり、全部、OS任せです。

たとえば、メールアプリです。

これには、ポート番号の設定はありません。よく考えてみれば分かるのですが、サブミッションポート587などはウェルノンポートのため、すべてのメーラでは共通の番号となります。つまり、決められています。だから、いちいち入力する必要がないのです。

私は、受信にIMAPS、送信にはSMTPSを利用しているので、それぞれ、993番ポート、465番ポートが割り当てられています。

まぁ、今までの流れから、メーラーに設定するときについポート番号が必要だろうと思い込んでしまいますが。実際には、あまり、意味をもたかなったのかも。

下記の図2にあるように、ちゃんとOS側でポートを探して接続完了しています。

では、ちょっとアプリを見てみます。

私の環境は、先ほど書いたように、受信がIMAPSで送信がSMTSを使っています。

図1のように、必要な情報を入力します。私の場合は、受信がIMAPS(993)で、送信がSMTPS(465)なので、SSL通信にチェックを入れています。また、メールの送信ユーザ名は受信ユーザと異なるので、図1のように別に入れています。このあたりは、契約プロバイダのサイトに細かく設定が掲載されています。

まぁ、最近はほとんどSSL通信に対応しているのでおそらくこんな感じかな?もし、smtp-authだけだったら、サブミッションポート587なので、図1では、SSLのチェックは外して置くとよろしいでしょう。(受信はPOP3の場合)

では、私の場合のメールの送受信をパケットキャプチャしてみます。

図2を見ると、ポート番号を指定しなくても、ちゃんと受信に993、送信に465番ポートが利用されていることが読み取れます。

結論、Windows10のメールアプリはウェルノンポートの指定は不要です。ただし、プロキシサーバ経由など特別な理由でポート番号を変更している場合は、おそらく、次のように書くべきかと。

例>>サーバ名:ポート番号、または、受信サーバ名:ポート番号:0と送信サーバ名:ポート番号:1

です。

この表記は、ネットで調べていて出くわしたものです。私個人が実際に使って確認したものではありません。お決まりの自己責任でおねがいします。まぁ、サーバ名:ポート番号の記述方法はよく知られた記法なので大丈夫でしょう。が、ポート番号の後に:0や:1と来る記法はなんなのかよくわかりませんでした。