スマホの着信音の音源作成のために、英語の合成音声をUbuntu(pico2wave)で作りました。そのときの、手順を忘れないように記述します。
pico2waveは、Text to speech用のモジュール(libttspico-utils)をインストールすることで、コマンドラインから合成音声(英語)をwavファイル形式で保存できるソフトです。
なお、こんな七面倒臭いことをしなくても、合成音声作成サイトを利用すれば簡単にできます。
【前提条件】
特になし
<手順>
- libttspico-utilsのインストール
- 端末でコマンド実行
1.libttspico-utilsのインストール
Synapticからインストールします。
2.端末でコマンド実行
(1)直接テキスト指定
[コマンド構文]
pico2wave -w(=)<filename.wav> <word> ===> (=)はあってもなくてもよいようです)
pico2wave –usage で、簡単な使い方が表示されます。
「1単語指定」と「文指定」を紹介します。
端末起動(「Ctrl+Alt+T」)
(a)1単語指定
「family」という単語の合成音声を生成。
$ pico2wave -w f.wav family
コマンドを実行したディレクトリ内に(ホームなら、その場所に)、f.wavが作成される。
(b)文指定
「This is a pen.」という文の合成音声を生成。
$ pico2wave -w t.wav “This is a pen.”
コマンドを実行したディレクトリ内に、t.wavが生成される。
(2)外部ファイル指定
合成したい単語や文をあらかじめファイルにして、それを指定して合成音声を作成。
「This is a file.」という文をファイルfile.txtに記入し保存する。(保存場所はホーム)
$ pico2wave -w=file.wav “$(cat file.txt)”
ホームディレクトリ内にfile.wavが作成される。
wavファイルやtxtファイルの場所はパスを指定し、書き込み権限があればどこでもよい。
あとは、AudaCityを利用して、別の音源と合成してお気に入りの音源を作ります。以上。