日立製、Apresia3124GTの設定をバックアップしようと、シリアル通信で、ログイン???
あっそうか、ログイン専用の端末は故障中というか破棄していた。
Ubuntu機から、gtktermで、シリアル通信できるはずなので、やってみた。が、できない。

最初は、USBシリアル変換ケーブル(写真1のもの、製品 ID:0x2008 製造元 ID:0x0557 (ATEN International Co. Ltd.))が古すぎる(10年以上も前のもの)からと思い、近所のヤマダ電機で唯一1個だけあったもの(エレコムUC-SGT1,約3,500円)を購入してきましたが、やっぱり、できない。

通信条件は、一般的なやつで、ポート:/dev/ttyUSB0 ボーレート:9600 パリティビット:none ビット:8 ストップビット:1 フロー制御:none だ。(図1)

もしかすると、RS232Cケーブルがクロスじゃないのかも、と、疑ってみてもストレートと区別は外見からはわからない。(Apresiaのマニュアルにはクロスケーブルを使ってね、となっていました。)

Google先生にお尋ねしても、曖昧な答えしかない、例えば、「メス・メスはクロスケーブルの可能性が高い」(今、使っているのは確かにメスメス。)とか、「ケーブルのコネクタ部分の広い方を上にして、それぞれ左から2番目のピンをテスタに当てて、抵抗が無限大ならストレートで、そうでないならクロス」みたいなこと。(私が使っていたケーブルがまさしくこの状態のもの。)これって、実は、逆じゃない?と気づいたのはApresiaのマニュアルにあった、シリアルポートのピンアサイン図(図2)をちゃんと確認した後でした。

結論、シリアル通信に使用していたのはRS232Cのストレートでした。(どんなに、あがいても、通信できませんね。)

で、アマゾンでクロスケーブルを発注した。3mで約700円(送料込み、しかも、翌日到着)ってやつを購入しました。

せっかく、ピンアサインも確認できたので、再度、Google先生に結線図を見せてもらって、確認できたので、今あるRS232C(ストレート)をクロスに自作してみました。写真2、3,4。

まぁ、ケーブルの一方の端のコネクタを、カッターで切れ目を入れ、気長に分解して、中身をむき出しにしてみました。ホットボンドみたいな樹脂で固められていたので、それらも気長にカッターで削って、最後は、ハンダゴテで無理やり溶かして、ピンからケーブルを外しました。

ハンダゴテがかなり汚くなりました。

そのあとは、2と3,4と6、7と8をクロスさせ、残りはストレートに接続しハンダ付けして、テスターで通電チェックをして完成。(実際には、9番はつながなかった。未接続となっていたので、繋いでも繋がなくても関係ないから、放っておきました。ちなみに、1番も未接続ですが、一応、繋いでいます。)

この自作クロスケーブルにさきほどの10年もののUSBシリアル変換ケーブルをつないで、gtktermを起動し、「Enter」キーを押すと、なんと、Loginの文字が表示されるではないですか。図2。もちろん、きちんと正常にログインできました。

試しに、ヤマハルーターRTX1100にも繋いでみると、ちゃんとシリアル接続ができました。(ちょっと、感動)

あ〜れ、なんだっただ、思い切り勘違いしてしまった。最初に、RS232Cケーブルを疑うべきだった。ネットの怪しげな上方を信じたばっかりに。。。。。自己責任ってやつですね。