Ubunt16.04、LibreOfficeのCalcで日付をショートカットキー「Ctrl+;」で入力できません。
実際には、どのような挙動が起きるのでしょうか。
「Ctrl+;」を押下すると、「貼り付け」の候補が表示されます。(図1)
本来は、セルA1に「4月8日」のように日付が入って欲しいのですが。。。。。?
原因は、日本語入力メソッドのmozc(fcitx-mozc)にあることが、判明。mozcのクリップボードに「Ctrl+;」が割り当てられているため、「貼り付け」候補が表示されていたのです。
では、さっそく手当を実行します。
【前提条件】
- OSはUbuntu16.04
- 日本語入力メソッドはfcitx-mozc
- LibreOfficeのバージョンは6.0.2
<手順>
mozcの設定の中にあるアドオンからClipboad(Fcitx Clipboad Access)を選択し、
「Ctrl+;」を「任意のキー」に変更。(今回は、「Ctrl+Alt+;」に変更。)
1.mozcの設定をクリック
パネル(デスクトップの最上部、時計やスピーカーが表示されている部分)上にある、mozcのアイコンをクリックし、下に展開されたサブメニュー・設定をクリック。
2.アドオンでクリップボードを選択
「アドオン」タブをクリックし、すぐ下の「Clipboad」をクリックして選択後、「設定」ボタンをクリックする。
3.「Ctrl+;」を任意のキー(ここでは、「Ctrl+Alt+;」)に変更する。
「Ctrl+;」と表示されている部分をクリックして、キーボードから「Ctrl」キーと「Alt」キーを同時に押しながら「;」キーを押す。「Ctrl+Alt+;」に変更される。
「OK」ボタンを押す。あとは、残った画面を「×」をクリックして閉じる。
※ 「Ctrl+;」と置き換えるキーの種類には、自分が普段使わない組み合わせであれば何でもかまいません。
4.動作確認。
LibreOfficeのcalcを起動し、セルA1を選択後、「Ctrl+;」を押下すると、日付が表示されることを確認する。(図7)