PythonをインストールするためにAnaconda3(Pythonのモジュールが豊富に利用できる環境)をインストールしてからUbuntuのターミナルの起動が遅くなりました。コマンドプロンプトが表示されるまで2,30秒かかります。
早速、対策です。下記サイトを参考にbashrcを修正しました。
https://github.com/ContinuumIO/anaconda-issues/issues/10173
ポイントは、Anaconda3がbashrcに書き込んだcondaに関連するpathにあるようです。
結論は、pathに記載されている絶対パスのうちホームディレクトリ部分を「~:チルダ」に置き換えることで改善されるようです。上記サイトには、他の方法もありましたが、このやり方が一番簡単なのでさっそく試してみました。
例1>__conda_setup="$(CONDA_REPORT_ERRORS=false '/home/username/anaconda3/bin/conda' shell.bash hook 2> /dev/null)"
を
__conda_setup="$(CONDA_REPORT_ERRORS=false '~/anaconda3/bin/conda' shell.bash hook 2> /dev/null)"
に修正。
例2> if [ -f "/home/username/anaconda3/etc/profile.d/conda.sh" ]; then
を
if [ -f "~/anaconda3/etc/profile.d/conda.sh" ]; then
に修正。
例3> . "/home/username/anaconda3/etc/profile.d/conda.sh"
を
. "~/anaconda3/etc/profile.d/conda.sh"
に修正。
例4> \export PATH="/home/username/anaconda3/bin:$PATH"
を
\export PATH="~/anaconda3/bin:$PATH"
に修正。
上記のようにbashrcを修正します。
$ vi ~/.bashrc
.........中略.................
# added by Anaconda3 2018.12 installer
# >>> conda init >>>
# !! Contents within this block are managed by 'conda init' !!
__conda_setup="$(CONDA_REPORT_ERRORS=false '~/anaconda3/bin/conda' shell.bash hook 2> /dev/null)"
if [ $? -eq 0 ]; then
\eval "$__conda_setup"
else
if [ -f "~/anaconda3/etc/profile.d/conda.sh" ]; then
. "~/anaconda3/etc/profile.d/conda.sh"
CONDA_CHANGEPS1=false conda activate base
else
\export PATH="~/anaconda3/bin:$PATH"
fi
fi
unset __conda_setup
# <<< conda init <<<
:wq
$ source ~/.bashrc
保存後、設定を反映させて、再度、ターミナルを起動してみると、起動とほぼ同時にコマンドプロンプトが表示されました。
対策完了。