LibreOfficeのWriterにワードのような表の挿入機能を追加してみました。

以前より、ワードで使われているような表作成機能が欲しいと思っていました。移動・拡大・縮小が自由な表の挿入機能です。この機能を「株式会社田中コンピューターサービス(http://tanaka-cs.co.jp/)」様のご好意によりマクロ(TblFrm1.1.oxt)でご提供いただきました。配布は自由なのでご入用な方はぜひ拡散願います。

表の挿入マクロ(TblFrm1.1.oxt)、本家ダウンロード先は、http://tanaka-cs.co.jp/TblFrm.html?=1417696434850です。

弊社からは下記のとおりにダウンロードできます。

では、実際にWriterに「表の挿入」マクロを追加してみます。

【前提条件】

  1. LibreOfficeがインストールされている(4.3系で動作確認済)
  2. マクロ(TblFrm1.1.oxt)のダウンロードが終わっている

 

 

1.拡張マネージャーに追加

(1)拡張マネージャを開く

スタートセンター(または、Writer)を起動>ツール>拡張マネージャー をクリック

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図1-1:ツール>拡張マネージャー

(2)「拡張機能の追加」ダイアログボックスを開く

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図1-2:「追加」ボタンをクリック

(3)TblFrm1.1.oxtを選択

ダウンロードした「TblFrm1.1.oxt」を選択(クリック)し、「開く」ボタンをクリック。

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図1-3:「TblFrm1.1.oxt」を選択

(4)「TblFrm1.1.oxt」が追加された

「TblFrm1.1.oxt」が追加されたことを確認したら、「閉じる」ボタンをクリック。

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図1-4:TblFrm1.1.oxtが追加された

 

2.メニュウバーの挿入に追加

(1)カスタマイズを開く

「挿入」>「ツールバー」>「カスタマイズ…」を順にクリック

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図2-1:「挿入」>「ツールバー」>「カスタマイズ…」

(2)マクロの追加場所を選択

メニューの「挿入」>メニュー内容の「表」>「追加」ボタンをクリック

※「表」は、どれを選んでも可。マクロを追加したい場所をクリックします。今回は、「表の挿入」なので、「表」を選択(クリック)しておきました。

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図2-2:「挿入」>「表」>「追加」ボタンをクリック

(3)TblFrmのMainを追加

カテゴリーの「LibreOfficeのマクロ」>「マイマクロ」>「TblFrm」>「Module1」>コマンド「Main」>「追加」ボタンをクリック

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図2-3:TblFrmのMainを選んで、追加ボタンをクリック

「表」の下に「Main」が追加された。

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図2-4:「表」の下に「Main」が追加された。

(4)名前の変更

「Main」を選択>「変更」ボタン>「名前の変更」をクリック。

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図2-5:「Main」を選択>「変更」ボタン>「名前の変更」をクリック。

新しい名前を「Main」から「表の挿入」(任意)に変更。

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図2-6:新しい名前を「Main」から「表の挿入」(任意)に変更。

「表の挿入」マクロが追加された。

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図2-7:「表の挿入」マクロが追加された。

3.動作確認

(1)「表の挿入」ダアログボックスを開く

Writerを起動し、「挿入」>「表の挿入」をクリック。

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図3-1:Writerを起動し、「挿入」>「表の挿入」をクリック

(2)設定

「Width」=表の幅(cm)、「Height」=表の高さ(cm)、「Rows」=行数、「Cols」=列数を指定。

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図3-2:各値を設定

「Insert」(挿入)ボタンをクリック。

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図3-3:表が挿入された

表が挿入されました。完成です。
この表は、枠の中にできています。したがって、枠のハンドル(緑色の四角)をドラッグすれば拡大・縮小ができます。もちろん、好きな場所へ移動もできます。大変便利な機能なのでぜひご利用ください。

田中氏に感謝です。