VirtualHostのSSL化にともなうリダイレクト対策

WordPress（2サイト）をVirtualHostで運用し、さらにそのWordpressをオールSSL化しました。
httpからhttpsヘリダイレクトはできましたが、カスタムパーマリンク（/%category%/%postname%/）が利用できず、デフォルトのパーマリンク（?p=123）つまりパラメータクエリでしかどちらのサイトにもアクセスできなくなりました。

カスタムパーマリンクでアクセスすると”404 NOT FOUND”が表示されました。やむなく、（?p=123）という味も素っ気もないURLで運用していました。

WordPressのプラグインPermalink Redirectや.htaccessを試しましたが、すべて効果ありませんでした。もちろん、サーバ（apache）側では、リダイレクトが有効になっています。httpではカスタムパーマリンクでの運用ができていました。

まとめると、「https://www.shigizemi.com/?page_id=37」でのアクセスは表示されますが、「https://www.shigizemi.com/class-fuukei/」では表示されません。「404 NOT FOUND」となります。

さらに、404.phpも表示されず、apacheのデフォルトと思われるこれまたみじめな404ページが表示されるだけでした。

3日ほど、試行錯誤した挙句、やっと解決しました。今回は、さすがのgoogle先生もお答えはありませんでした。（単に、私の検索力不足？）

では、その手順を忘れないうちに記録します。

バーチャルホストのSSL用confファイルをそれぞれssl_site1.conf、ssl_site2.confとします。

１．ssl用のconfファイルの編集

（１）ssl_site1.conf編集

編集が終わったら、上書き保存。

（２）ssl_site2.conf編集

編集が終わったら、上書き保存。

（３）apache再起動

２．動作（表示）確認

（１）パーマリンクの変更

カスタムパーマリンクを設定します。（/%category%/%postname%/）

図1：カスタム構造（/%category%/%postname%/）

「変更の保存」ボタンをクリック

（２）カスタムパーマリンクで表示確認

「https://www.shigizemi.com/class-fuukei/」　でアクセスしてみると、ちゃんと表示された！

図2：カスタムパーマリンクで表示

（３）404.php表示確認

「https://www.shigizemi.com/でたらめ」　でアクセスると４０４．ｐｈｐがちゃんと表示された！

図3：存在しないアドレスで、404.phpが表示された

無事、httpのころから愛用していたカスタムパーマリンク（/%category%/%postname%/）でアクセスできるようになったので一安心です。

番外：ちょっと不思議なことを発見。

リダイレクトの設定をssl_site1.confに追記して、apacheを再起動してみると、site1だけでなく、site2も普通にカスタムパーマリンクで表示されました。
ssl_site2.confにリダイレクト設定を追記しなくてもいいようですが、念のために設定は追記しています。
詳細なシステムはわかりませんが、おそらく、バーチャルホストが２つあるので、どちらか一つを明示的にリダイレクトすると残りの方はワードプレス側で処理してくれているのかも。site2の.htaccessには、最初に試行錯誤していた時に追記したリダイレクト処理が記載されたままになっているからです。追記したリダイレクト処理は、ssl_site2.confのものと全く同じです。site2には、wordpressが自動で吐き出したリダイレクト設定内容だけがありました。