お客様からの依頼で、Windows7 Pro sp1をインストールしました。 しかし、例のあれが発生しとんでもなく面倒なことになってしまいました。
それは、Windows Updateがなかなか終わらない、終わったと思っても実際には失敗している。です。
135個の更新がなかなか終わりません。ネットで検索すると2,3日かかるという人もいました。(そりゃないやろ…と私)
Microsoftのお助けサイトには多数の同じトラブルの問合せが掲載されておりほとんど解決にいたっていません。
私も、さまざまなサイトの解決策をありとあらゆるといっても約十数種類だけ試しギブアップしました。せいぜい、数個の更新プログラムがインストールされただけです。
<<試したサイトの例>>
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2509997
※上記サイトをすべて試しましたが全く効果ありませんでした。そもそも、コマンドを入力するならバッチファイルにして欲しかった。
じゃぁ、試しに失敗した更新プログラムを単体でインストールしたら…ダメでした。即効で失敗となります。
Windows7を新規インストールするとそもそも各種ディバイス群(ネットワークカード、ビデオカード、ホストコントローラのチップセットなど)のドライバがあたっていないので、まずそこから揃えなければなりません。
さらに、OSの更新プログラムが100個から200個ほどあるので、それらもインストールしなければなりません。
普段はLinux(UbuntuやCentOSなど)を利用しているので、すべてがapt-get update や yumなどのコマンド一つで完結することに慣れきっている軟弱者の私にはこのWindowsのすざましく手の込んだ面倒なシステム構成には脱帽させられます。
そこで、まず疑ったのが、Internet Explorerです。なんとWindos 7 pro sp1を新規インストールするとIE8が同梱されてたのです。すでにサポート切れのやつです。
おそらく、Windows Updateに失敗する原因の最大要因がコイツです。更新失敗後、表示されるリンクをクリックしてリンク先のマイクロソフトのサイトがもまともに表示されないのですから。表示に失敗したみたいなメッセージが出てほとんどまっ白です。(一応、Firefoxでサイトを表示させることはできますが)
つまり、IE8のままだとマイクロソフトのサイトにきちんと接続してデータを取得できんとやんね。(でも、更新プログラムのダウンロードには成功しているっぽい…なんでログに出力されと???もしかすると、インストールしている時もマイクロソフトと通信をして必要な情報を取得しているのか?それに失敗するとインストール失敗となるのか?)
そこで、IE11にアップデートすることに……Windows Updateによって自動的にIE8からIE11にアップデートされるしくみらしいのです。そもそも、Windows Updateに失敗しているので、これはありえない話です。
次に、IE11を単体でインストールできるか試しましたが、ダメでした。IE11にアップデートするために必要なファイル群(依存ファイル)がインストールされていないからです。マイクロソフトのサイトから必要な更新プログラムを単体でダウンロードし、インストールしましたがすべてインストールに失敗しました。もう、お手上げです。
とっとと、Windowsを再インストールしました。今度は、先の経験からWindows Updateを先にするのではなくIE11を単体でインストールしてみました。先にWindows UpdateをしてもIE8では失敗することが予測できたからです。
IE11へのアップデートは順調に進み、その後Windows Updateを数回くりかえし、無事に2百数十個の更新ファイルをインストールすることができました。途中1回、更新失敗があり数十個のファイルが更新できませんでしたが、最終的にはすべて無事に更新されました。丸1日もあれば完了したので、最初から(Windows UPdateに失敗したときから)再インストールしてやり直せばよかったかも。
本当に手のかかるOSです。別件でWindos7のリカバリーを依頼されたときもWindos Updateには泣かされました。そのときはSP1からアップデートしました。そげんあるとなら、SP2も造ってよマイクロソフト様。でも、サポートのメインストリームは終了しとうけんダメたい。