お客様からサポートの依頼。
去年、11月に納品したDell Inspiron 22 3000が3日前の5月27日に突然起動しなくなったのです。当日の朝はふつうに起動していたのに、お昼ごろ電源を入れると、こんなブルースクリーンが出てきたそうです。
※後日談============================================================
翌日、初期化が済んだパソコンの設定にお客様宅へお伺いした時、お客様から、
「そうそう、思い出した。パソコンの画面に「もっと便利になります。」という主旨のメッセージがマイクロソフトから表示されたので、その指示にしたがってボタンをクリックしていったそうです。」ちょうど、パソコンが起動しなくなる直前のことだそうです。
おそらく、Windows Updateのようですね。つまり、Updateに失敗?したのかも。お客様にどのような操作をしたかを尋ねてもほとんど記憶には残っていませんでした。
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さっそく、出張サポートです。
電源を入れると、ブルースクリーンで「起動できませんでした」”Critical Process Died”と停止コードが表示されています。
幸い、購入して1年以内なので、Dellの保証が有効です。さっそく、電話して、対処を確認しました。
が、ごく一般的な対処方法でした。
まず、Daignosticでハードの診断をし、そのたと、トラブルシューティングで復元ポイントから復元を試みる。
ハードはエラーなし。この段階でDellのパソコン本体にエラーはないと一応判断できます。問題は復元ポイントです。これが表示されているのですが、一つしかありません。5月25日Windows Updateです。しかし、選択しても、次へ進めません。「戻る」か「キャンセル」しか有効にならないのです。おそらく復元ポイントが壊れています。
ちなみに、スタートアップ修復も失敗し、セーフモードの起動も失敗します。
すべて、起動失敗というブルースクリーンに戻ってきます。Dellの方では、初期化を薦められました。
ネットでしらべるとほとんどが初期化をしているようです。
久しぶりにWindowsの恐怖を味わいました。10になって随分時間が経つので改良が進んでいるはずですが、油断は禁物です。
コマンドプロンプトからシステムファイルやブートマネジャー関連を修復を試してもよいのでしょうが、もし、うまく起動しても安定稼働の保証はありません。お客様のパソコンなのでいろいろ作業を加えるだけ作業料が増えていきます。
私個人のパソコンならもちろんあきらめずにとことんやりますが、幸いお客様はバックアップするようなデータもなくインターネットがメインの使い方のようなので、すぱっと、あきらめて初期化を薦めました。特別なソフトやハードを利用はしていません。いちばんライトな使い方でもこんなに怖い目に会うのはWindowsならではですね。
(なお、保証期間のため、初期化の手順は電話で教えてもらえるそうです。お客様ご自身でもできるレベルです。)
初期化のあとは、メール設定、セキュリティ設定、オフィス設定の3つをクリアーすればよいので、早ければ2,3時間もあれば完了します。手順は前回納入した時と同じなので料金も低く押さえられます。
ちなみに、こんな突然死みたいな現象がWindowsにはあるので、バックアップや復元ポイントの作成はこまめに。