solved：解決：ubi-partman failed with exit code 141.

Linux Mint 18.2 cinnamonをインストールしたときに遭遇した、トラブルの回避策についてのメモ。

「インストールの種類」というパーティション構成をするところで、トラブル発生です。パーティションが表示されません。進もうとするとエラーが発生します。「ubi-partman crashed : ubi-partman failed with exit code 141」と表示されました。

事前に、「fdisk -l」 や　「parted -l」　によって、Linux MintのLive CDよりパーティションが表示されることは確認済みです。

そこで、Google先生にお尋ねして、（みなさんお困りのようでした）「初期化、フォーマット」をして回避できたというものが数件ヒットしました。しかし、私と同じように、「初期化、フォーマット」では解決しませんという投稿もけっこう見られました。かなりの投稿が、未解決のまま、時間切れで終わっています。レス無しという可哀想な投稿もありました。

さて、話を戻して。

そもそも、ubi-partmanとは？どうもパーティションを操作・管理する内部ツールのようなもの？もし、そうであるなら、単純に、ubi-partmanがインストール用のハードディスクに適切なパーティション情報を見つけられないでいるのでは？つまり、このハードディスクは過去WindowsやLinuxなど複数のOSのインストールを繰り返して来たので、そのつど初期化（フォーマット）を実行し、今までのパーティション情報がゴミのように散乱しているのでしょう。ubi-partmanがそのゴミ情報も拾ってしまい、正しいパーティション情報を取得できないでいる？と考えました。

では、どうする。

こうなれば、ゴミ情報も完璧に削除するしかありません。つまり、ローレベルフォーマットってものを実行します。というか、そんなにおおげさなものでなくても、ゴミが消えればいいので、0でセクターを埋め尽くせばよろしいのでは。つまり、/dev/zeroをddで実行するのです。（これがローレベルフォーマットやん。）

結論。「dd if=/dev/zeroを実行」

端末を開いて、インストール（０で上書き）したいハードディスクのディバイス名を確認します。

ディバイス名は、「/dev/sda」ですね。

では、さっそく「/dev/sda」を0で上書きします。しばらく待ちます。（1時間はかかるかも）

見事に、0で埋め尽くされたようですね。「No space left on device」ですから、もう空きがない。
なお、終わりを指定していないので、最後のセクターまで0を書き込んで、次に書き込もうとして、書き込みエラーが発生して終わっています。

では、Linux Mint 18.2 cinnamonのインストールに再チャレンジします。

おーっ、、、、今度は、ちゃんと「インストールの種類」でパーティション構成を聞いてきました。正常なインストール時の画面遷移です。

あとは、画面の指示通りに、入力して、無事にインストールが完了しました。

｛教訓｝使いふるしのハードディスクは、ローレベルフォーマットで初期化する。