目的:SHARP-MX2310F(複合機)からADに参加しているSamba3の共有フォルダ(public)にスキャンした画像を保存する。

ポイント:publicフォルダのアクセス権(パーミッション)を「777」にする。

設定手順:

1図1

# chown root:root /home/samba/public
# chmod 777 /home/samba/public
(1)Samba側の設定publicフォルダの所有者:グループを「root」に、パーミッションを「777」に変更する。
2図2

# vi /etc/samba/smb.confcomment = public …任意

path = /home/samba/public

writable = yes

printable = no

browseable = yes

; public = yes

; write list = @staff

 (2)smb.conf内の[public]セクションの編集基本は、デフォルトのままです。不要な箇所を削除しています。(コメント欄はわかりやすい内容を英数字で入力しておきます。日本語でもいいかもしれませんが、文字化けの心配をしないために、英数がいいでしょう。
printable = noはコメントアウトしてもいいかも。注意:write list = を設定しても、書き込み許可ユーザは有効になりません。原則、全員が書き込み可能でないとスキャン画像がpublicフォルダに保存されませんでした。
3 図3

MX2310Fの設定

MX2310Fの設定

 (3)MX2310F側の設定
ポイント:ユーザ名は「example\administrator」とする。exampleはアクティブ・ディレクトリのドメインexample.localとした場合。administratorは管理者権限をもつユーザ名。\はバックスラッシュです。表示上「円マーク」に見えますが。
4図4
Samba3に保存されたMX2310Fのスキャン画像
(4)通常の手順でスキャンする。
Samba3のpublicフォルダにMX2310Fのスキャン画像が保存されている。