【手順】
- ドメインから外れる
- IPv6の無効化
- ドメインに参加
1.ドメインから外れる
手順1と3の操作は不要かもしれません。手順2だけでも大丈夫と思います。今回は、トラブルの原因を追求する過程でドメインから外したのでその手順を記載します。
(1)端末起動(Alt+T) し、opt-open起動。
$ sudo /opt/pbis/bin/domainjoin-gui
(2)「Leave Domain」をクリック
ドメインの登録が解除され、アクティブディレクトリから外れます。
2.IPv6の無効化
(1)IPアドレスを確認
端末を起動して、下記を入力します。
$ ifconfig -a
……………
wlan0 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス 00:22:aa:bb:ce:1d
inetアドレス:192.168.xxx.9 ブロードキャスト:192.168.xxx.255 マスク:255.255.255.0
inet6アドレス: 240f:c7:f7f7:1:f01c:e1c3:2b7e:acab/64 範囲:グローバル
inet6アドレス: 240f:c7:f7f7:1:222:cfff:fe44:ce1d/64 範囲:グローバル
inet6アドレス: fe80::222:cfff:fe44:ce1d/64 範囲:リンク
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
RXパケット:14185 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:7763 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RXバイト:18357510 (18.3 MB) TXバイト:890403 (890.4 KB)
inet6アドレス(IPv6アドレス)が設定されています。
これが原因でドメインコントローラに接続できないので、inet6が取得されないように設定を変更します。
(2)IPv6を無効化
sysctl.confの最終行に
net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1
net.ipv6.conf.default.disable_ipv6 = 1
を追記します。
sudo vi /etc/sysctl.conf
#
# Log Martian Packets
#net.ipv4.conf.all.log_martians = 1
#
# IPv6 Disable
net.ipv6.con$ ifconfig -af.all.disable_ipv6 = 1 #<—- 追記
net.ipv6.conf.default.disable_ipv6 = 1 #<—– 追記
「:wq」で上書き保存します。
sysctl.confの再読み込み。
sudo sysctl -p /etc/sysctl.conf
(3)ネットワークマネジャでIPv6を無視(念の為)
(2)でおそらくIPv6は無効化されるはずですが、念のためにやっておきます。
上部パネル右側の無線の電波がでているところ(優先なら↑↓上下矢印)をクリック>「接続を編集する」クリック>「ネットワーク接続」内の「無線」タブ(有線接続なら「有線」)をクリック>IPv6タブをクリック>「方式:自動」の下三角▼をクリック>「無視する」を選択(クリック)
右下の「保存」ボタンをクリック。
(4)接続状況の確認
上部パネル右側の無線の電波がでているところ(有線接続なら↑↓上下矢印)をクリック>「接続情報」クリック
ちゃんとIPv6が無視されて、IPv6アドレスが取得されていませんね。OKです。
次に、端末を開いて、確認します。(念の為)
$ ifconfig -a
…………
wlan0 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス 00:22:aa:bb:ce:1d
inetアドレス:192.168.xxx.9 ブロードキャスト:192.168.xxx.255 マスク:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
RXパケット:613 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:533 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RXバイト:158021 (158.0 KB) TXバイト:103220 (103.2 KB)
inet6アドレスが消えています。つまり、IPv6が無効化されました。