最近、サポート依頼(メンテナンス、修理等)を受けた複数のお客様方のPCのOSがWindows Vista(内1台は、sp1でした。)でした。

念の為に、Windowsのサポート終了期限を掲載しておきます。

Windowsサポートの終了参考サイト>>>

https://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/article/windows10-portal/eos.aspx

お客様は、インターネットはしていない、たまにするくらいなので大丈夫だろうとおっしゃっていました。当然、OSのセキュリティに脆弱性が発見されても、もう更新プログラムは配布されないので、安全に安心して利用はできません。と、説明しましたが、現実的には問題なく使えているのでまったくご心配ないようでした。

セキュリティの脆弱性をつかれると、自分のパソコンから情報を盗まれるだけでなく、自分のパソコンが踏み台にされさらにネットにつながる他人のパソコンへの悪事の共犯者となります。はっきりいって、なんでもありの世界、攻撃者のいいように操られてしまいます。

お客様はご年配の方で、若者のように四六時中ネットをするわけではなく、たまに気になるサイトを1,2時間見る程度のようです。もし、ネットだけでよいのなら、Linux(UbntuやLinux Mintなど)をすすめますが、やはりこの季節になると年賀状印刷がどうしても書かせません。ので、ついWindowsとなってしまいます。

かといって、新しいパソコンを勧めようとすると、「ワシは、後、何年生きるかわからんけん、いまさら、よか。」となります。

苦肉の策として、閲覧したいサイトを開いたら、すぐにパソコンからLANケーブルを抜くWi-Fiスイッチを切ることをアドバイスしました。そのあとでじっくりとサイトを楽しんだら、再度ネットにつないで、また閲覧して、また切断の繰り返しをおすすめしました。(とても面倒です。セキュリティを高めるということは、そういうことですね。)また、URLがhttpではなくhttpsで始まる(錠マークが付いている)サイトを閲覧する。絶対安全とは言い切れませんが、httpより安全性は高まります。

Vistaならまだよいほうです。XPを使っているお客様もいらっしゃいました。

今度、小郡市の生涯学習センターで年配者対象のLinux講座を開設しよう。「VistaやXPを止めて、UbuntuやLinux Mintで快適で安全・安心なネットライフを」をキーワードに実演してみます。パソコンを持参していただき、同時に、こちらで準備したLive CDを配布して、実際にネットに接続して使ってもらいます。きっと、みなさん驚かれるはずです。ライセンス料が無料であることを知るとさらに驚かれるでしょう。楽しみです。