お客様がビデオカメラの操作を間違えて、1タイトル消去のつもりが、フォーマットしてしまったそうです。(約40GBほぼ満タン)
数年分のとり貯めた家族の思い出が一瞬で消滅してしまいました。とてもショックを受けていらっしゃいました。
では、さっそくデータの復旧を試みます。唯一の救いは、フォーマット後、ほとんどデータの保存はしていないことでした。
フォーマット直後なら復旧の確率はかなり高くなります。フォーマットや削除は本当にデータが消滅しているのではなく、システム(OS)から見えないようにファイルの一部分を書き換えているだけなのです。したがって、データ本体は残っています。
しかし、上書きを繰り返すと、その部分が書き換えられて元のデータを復元することは不可能になります。
(一般に「データ完全消去」ソフトは、決められたアルゴリズムで複数回データを上書きしているだけなのです。)
【前提条件】
- 復元元はVictor Everioのハードディスク内の写真と動画。
- 作業PCはUbuntu12.04。
- 使用ソフトは、Ubuntuデフォルトのddコマンドとtestdisk。
- 復元データの保存先ディレクトリを事前に作成。(今回は、DVDisoです。)
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