XPのサポートが終了したので、不要になったデュアルブートのXP側を削除します。
XPとWindows7(以下、7という。)のデュアルブートで活用していたPCを、7とUbuntu14.04のデュアルブートに変更しました。
このとき、7側はそのままシステムを移行します。Ubuntu14.04側は新規インストールです。
図1が、XPを削除する前のパーティションの状態です。図2が、XPを削除し、7とUbuntu14.04をデュアルブートでインストールした時のパーティションです。
ちなみに、XPを削除して、その部分にWindwos7をリストアしても7は起動しません。なぜなら、ブートローダがないからです。
ブートローダはXPがインストールされていたsda1に含まれています。XPを削除するということはsda1のパーティションを削除することなので、すべての情報が消えてしまいます。したがって、ブートローダも消滅します。
7の修復ディスクを用いて、bootrec /fixbootをしても無駄です。(確認済)
<手順>の2に対策を示しました。
【前提条件】
- 7のシステム、データ領域のデータをバックアップ
- 別のHDDでシステム移行をテスト
- Windows7の正規インストールメディアがある
- 基本語句の意味を理解し、必要な操作ができる
1.7のシステム、データ領域のデータをバックアップ
7のシステムは、SystemRescueCDのpartimageを利用して、/dev/sda2をまるごとバックアップ専用のHDDに抽出しイメージ化しました。データ領域は、普通にコピペでバックアップ専用のHDDに保存しました。
(バックアップ専用HDDは、余っていたHDDにUSBアダプタを付けて利用。)
※私は、システム移行に失敗したときに備え、元の状態に戻せるように、XPのシステムとmbrのバックアップをしておきました。(こっちのほうが安全な手順ですな。)
2.別のHDDでシステム移行をテスト
余っていたHDDを利用して、移行作業の予行演習をしました。これで、成功したので実際のHDD上で本番を実行しました。
3.Windows7の正規インストールメディアがある
当然ですが、バックアップした7をインストールしたときに用いた正規のインストールメディアがないと7のブートローダがインストールできません。(ライセンス上の問題)
4.基本語句の意味を理解し、必要な操作ができる
「パーティション」「パーティションテーブル」「mbr(マスターブートレコード)」「ブートローダ」「ブートシーケンス」「fdisk」「dd」「partimage」「マウント」「ルート」「gparted」「ファイルシステム」「SystemRescueCD」
これらの語句の意味と、それぞれに必要な基本的な操作(作法)ができる。
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